富岡市の古民家カフェ917 そして想いを馳せた事
昨年12月に、世界遺産富岡製糸場から車でちょっと走ったところにある
カフェに行ってきました。
オープンは2019年9月17日だったそうで、名前はカフェくいな917さん。
築100年以上前の養蚕農家をリノベーションしたカフェです。
古民家をカフェやレストランとして再生されたお店は
今多くなりましたね。
自分の体験の中では最初。確か宿泊も出来たはず。
917さんは、遠くから見た感じではほんとに養蚕農家。
中はお洒落に工夫されていました。何よりお食事が美味しく、若いご夫婦
の一生懸命な接客が気持ち良かったです。
納屋の中には昔の農機具も見えます。懐かしい風景、寂れた様子に見えないのは、残された意図を感じられるからでしょう。
パフェなんて滅多に食べないけど、このリンゴのパフェはまさに大人のパフェ。因みに大きいサイズは980円、季節によって中身は変わるそう。パフェだけでも食べに行きたいな〜
ごちそうさまでした。
古い建物を壊すというのは、いろいろな意味ですごく大変な事。更に再生という作業も多大なエネルギーが必要で、知恵もお金もかかる事、とにかくとっても大変と推察できます。
そして私が、カフェやレストランの他に2、3年前から興味を持ち始めたのが再生された旅館です。
江戸時代からの古民家の住宅をリフォームしたとして、今風に心地良く暮らすためには、大きな手間と費用がかかります。新築した方が安く済むよね。
古い旅館の再生ストーリーのなかで、いくつか心に残ったお宿があります。
HPからお借りした写真なので画像悪いけど、もっといいカンジのはず…
株式会社「自由人」が手掛けました。古い温泉旅館の廃業をきっかけに今までとコンセプトもスタイルも全く違う新しい宿に生まれ変わった旅館です。
旅館って、一度閉鎖となってしまうと、法律的にも再開がとても難しいといわれている産業だそうです。
同じく写真はHPからお借りしました。実は昨年ぜひ泊まりたいと思っていたお部屋の予約をキャンセルしたホテルです。私としては新緑の頃行きたかった。
本館は元々保養所だった施設をリユースしてオープンしたと聞いています。
設計は建築家の益子義弘氏、本館はリノベーションによるものですが、別館は新たな建築です。しかし、このレイク(沼ですが)ビューのお部屋、水面ギリギリに建てられているそうです。
たぶんこういったホテル、旅館も日本全国にあると思いますが、どうぞ末長く存続しますように。