エアポート
今月遠いところへ行く予定が、諸事情により延期となりました。
最近、ロングフライトに行ってないなぁ。
この二枚のアルバムは、旅&ホテルを愛する友人が以前送ってくれました。
リリースが2002年なので、その頃だったと思います。
アルネ・ヤコブセン生誕100周年の年ですね。
遠い外国へ飛んで行きたくなる、そんなアルバムです。
「BRUSSELS AIRPORT」は北欧ジャズを機軸とする、ウィレム・ヨーステンのアルバム。とてもHIPHOP。
そのホテル、ラウンジをイメージしているので、飛び立つ前の高揚感が伝わってくるかのような音楽です。「Pleasant Flight」「Boarding Gate」「Vipclub Room」という3部作からなるオムニバス。お気に入りは5番目の「Flying away」。手掛けたのは北欧で有名なアーティスト、Physicsです。空港のカフェにいるかのよう。クールでポップ、洗練された作品として仕上がってます。
1977年発売の「ALBUM」というLPレコードの1番最後に収録されている曲です。
その年、私はもちろん購入。今は行方不明に。そのうちアルバムの中に入ると予想してましたが、何故か現在までオリジナルアルバム未収録。しかしこの曲はユーミンの名曲の中でも秀逸な作品と思います。聞けば聞くほど素晴らしい曲。
出だしは「見知らぬ国のビザを持ち、夜に消えてゆこう…」という歌詞から始まります。何かの事情で「別れ」を選択した二人。夜の空港へ見送りに来てくれる彼。機内の窓から見下ろす都会の灯り、消灯飛行のシチュエーション。メールもラインもない、ある意味贅沢な時代での極上の別れを経験したこの女性、「見知らぬ国」ってどこだろう?切ないメロディなんだけど暗くない。やっぱりユーミンは天才です!